Electric Guitar & Guitar Maker / エレクトリック・ギター＆ギター・メーカー
ギターは上手く弾けると実に楽しい、でもそれほど上手くなくても、弾ければ楽しいですね。さらに、弾けなくても持っていればそれだけでも嬉しいものです。ギターは高価なので何本も買えません。でもとても美しいので、写真を眺めるだけでも十分楽しめます。
このサイトは世界中のエレキ・ギター・メーカーへリンクを張って、いつでも好きな時に、見たいギター・メーカーのサイトを楽しめるように作ったサイトです。
Mansfield 695 / マンスフィールド６９５
 1973年に購入した私の始めてのギターである。当時ビートルズに夢中であった私が最も憧れたギターはもちろんリッケンバッカー４２５であったが、当時それを手に入れることは、「夢のまた夢」である。 次に欲しかったギターがギブソンのＪ１６０Ｅ、通称ジャンボ、サンバーストのフル・アコースティック・ギターだ。おそらく当時で20万以上、中学生に買えるギターではない。もちろん当初からそんなものが手に入るなどとは考えもない。 小遣いやお年玉を貯めた３万円ほどを握り締め、新宿の楽器屋をいくつも巡り歩いたものだ。 その結果、見つけたのがこのギターである。フルサイズのボディと細いネック、確か２万円代前半くらいだったと思う。一目で気に入り購入した。同時にサウンド・ホールに付けるピックアップ（たしかグヤトーン製）も購入した。Ｊ１６０Ｅに少しでも近づけるためだ。
 購入から、もう３０年以上の年月が過ぎた。このギターはボディがでかい割に音が小さく、鳴りは良くないと思う。しかしネックの細さ、弦高の低さは素晴らしく弾きやすさは他に例を見ないほどだ。あらためて弾くと音も繊細な感じで悪くない。何より、３０年の年を経た今でも、まるで劣化や損傷もないのが不思議なほどだ。 このギターに付いているピック・ガードはオリジナルではない。本来はごく一般的な黒いピック・ガードが付いていた。当時それをはがし、自分でデザインした黒いプラスチックのピック･ガードを貼り付けていた。たしか、下敷きを切って作ったと思う。 後に、明大前の花村楽器と言う店で見つけた皮製のピック・ガードを貼り付けた。デザイン的にも、色的にも実に気に入っている。 このギターの特徴として挙げられるのはブリッジだ。弦高を変えられる仕組みがある。
 さてこのギターのブランドはマンスフィールドと言うのであるが、ネットで調べてもまるで何も見つからないだ。情報としてあるのは、サウンド・ホール下に見えるこのラベルのみ。 数多く所有しているギター関連の書籍にも、もちろんこの名前は見つけることはできなかった。ブランドをほとんど気にしない私なのだが、このギターが一体どういった素性であるのかが、急に気になりはじめ、まさかと思い海外のサイトを探して見た。やっとのことで、関連のある記述を発見した。それは英語サイトの掲示板の記入、"Mansfield 693"及び"684?"に関するものであった。 これによるとマンスフィールドは元々カナダのギター販売者？で、1970年に日本の星野楽器、つまり「アイバニーズ」によってブランドになったとある。693はギブソンのDoveコピーで、684はHummingbirdのコピーモデルのようである。 しかし、どうやらギブソンからのクレームがあったのか何かで、数年でこのブランドは消えてしまったのだ。私が購入したのは1973年の4月だったと思うのでまさに時期的にはぴったりだ。もしかしたら、日本のギターの歴史的にはかなりレアなモノなのかもしれない。
このギターを知っていたら
このマンスフィールドのギターを持っている方、知っている方、是非メールをください。
Greco SA-500 / グレコ ＳＡ−５００
 1976年、高校生になって手に入れたギターである。ギブソンES-335やエピフォンのカジノも憧れのギターだった。同コピーモデルは数多く出回っていたのでアルバイトをがんばれば何とか購入することができたのだが、私の最も気に入ったのギターはこのグレコSA-500だったのだ。 その一番の理由は大きさである。身長165cmの私がES-335を持つとやはりでかいのだ。当時バンドもやっていたのだが、やはり見栄えも大きなポイントだった。当時も今もそうなのだが、私はギターの音色や鳴り、つまり最も重要な音の良さにあまりに無頓着である。 当時は海外ブランドなど手に入るはずもない。５万程度の安いギターだが、それでもこのギターは私の宝物となった。実際、当時のグレコの技術と品質は高く、３０年を過ぎた今でもこのギターに劣化はない。
 ブランドや音質にはさほど興味のない私だったが、ギターの仕組みそのものにはすごく興味があり、何度も改造を施した。 写真のパーツはすべてオリジナルではない。数回の改造を経て現在に至るが、ペグ、ピックアップ、ブリッジ、ピックガード、ノブ等すべてのパーツをすべてゴールドのモノに変更した。元々はすべてシルバーのパーツが使用されていたのだが、ある時「このギターにはシルバーよりゴールドが合うはずだ！」と思い込みパーツを探し回ったのだ。お陰で漫談トリオでも使えそうなギターに仕上がってしまった。 これ以前にピックアップの回路にも興味を持ち、フェイズ・スイッチを付けたり、ハンバッカーを分解し、パラレル・スイッチを付けたりと分解と組み立てを繰り返した。 パーツはほとんどが安物だ。特にペグはCLOVERとある。有名な「グローバー」の偽モノなのだ。でも意外とチューニングは狂わない。
 写真ではブリッジが逆向きに着けられているが、弦高を上げすぎたせいか、チューニングがまるで合わなくなり、その対策で逆にしたのだが、現在は正常に戻してある。 ノブの間にあるスイッチはフェイズ・スイッチ、トグル・スイッチはプラスチックの部分を木で作ったものと変えた。これは自分で木を削って作った物だ。
Greco stratcaster / グレコ ストラトキャスター 型番不明
 このギターは古い。1985年に５歳ほど年上の友人から１万円で譲り受けたのだが、彼も大学時代に先輩から譲り受けたギターであると話していた。見ての通りグレコのストラストキャスター、コピー・モデルである。 このギターは、SA-500よりもさらに色々と改造が加えられた。現在はシングルの３ピックアップであるがハンバッカーが着けられていたこともあった。ピックガードに付いているものはすべてオリジナルではない。 さらに見て解るように、ギター・シンセサイザーを取りつけ通常のプラグインは取り外してしまった。
Fernandes Degi-Zo3 / フェルナンデス デジ ＺＯ−３
 このギターは私の理想のギターだ。ギターはアンプで鳴らすのが本来の姿なのだが、蚊の泣くような音を出しても逆に寂しいし、近所迷惑を顧みず音を出す勇気もない私には、これは最高のオモチャであるのだ。 しかし、ZO-3は本来興味の対象外だった、しかし、このデジＺＯは高品質のエフェクターが満載ではないか！しかも、リズムマシンまで付いているのだから言うことはない。気軽にエレクトリック・ギターが楽しめるではないか！ 本体のスピーカーで鳴らすと、ディストーションをかけた時のフィードバックが凄い、これはこれでおもしろいが、ヘッドフォンで聞くとまさにフェルナンデスの音、気持ち良く弾ける。 ショートスケールは多少弾きづらいところもあるが、すぐに慣れる。バンドもライブもやっていないが、家で楽しく弾きたい人には絶対のオススメギターです。
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