石鹼/石鹸/せっけん

石鹼

石鹼の成分や歴史について深く追求してみました。

    石鹼の成分

     
     石鹸とは、脂肪酸とアルカリの塩であり、脂肪酸は親油性の炭化水素に親水性のカルボキシル基が結合した構造をしている。アルカリにはナトリウムやカリウムが使われる。

     脂肪酸の組成と石鹸の性質

     ●脂肪酸の炭素数が少ない方が、冷水にもよく溶ける洗剤になるが、洗浄力は下がる。
     ●脂肪酸の炭素数が多い方が、洗浄力は強くなるが、水に溶けなくなってしまう。
     ●洗浄剤としては、脂肪酸の炭素数が12〜18程度のものが良く使用されている。
     
    脂肪酸名 炭素数 溶け具合 洗浄力 刺激性
    ラウリン酸 12 持続性 △
    ミリスチン酸 14 粗大
    パルミチン酸 16 持続性 ◎
    スラマリン酸 18 × 持続性 ○
    オレイン酸 18 細かい 微弱
     ※炭素数が10以下だと、洗浄力が弱くなり、炭素数が20以上だと水に溶けないので、10以下20以上の炭素数の脂肪酸は石鹼には適さない。
     アルカリの種類と石鹸の性質

     固形石鹸や粉石鹸は、ナトリウム石鹸である。
     カリウム石鹸は溶解性が高く液体石鹸を作ることができる。しかし、あっさり溶けてしまうので浴用としては適さない。浴用にはナトリウム石鹸が適する。

     金属石鹸とは、カルシウムやマグネシウムが結びついた石鹸で、水溶性も洗浄力もない。石鹸洗浄後の廃液に含まれる石鹸分は、環境中のミネラル分によって、俗に石鹸カスと呼ばれる金属石鹸になる。塗料や印刷インキの乾燥促進剤として利用される。



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